「子どもらよ。今、私に聞け。私の言うことばから離れるな」 箴言5:7

 

 聞いた事があるだろうか。ある親子がロバを連れて旅をしていた。通行人が言った、「せっかくロバを連れていて、誰も乗らないなんて」。父親は、そうだ、愚かだと思い、息子を乗せた。すると次の通行人が言った。「何と親不孝な息子だ。自分がロバに乗って父親を歩かせるとは」そう言われた息子は降りて、父親をロバに乗せた。

 

すると別の通行人が「何てひどい父親だ。自分がロバに乗って、息子を歩かせるなど」。それで親子でロバに乗った。すると今度は「何とひどい。2人も乗るなど、ロバがかわいそう」親子はどうして良いかわらず、2人でロバをかついだ。「人の語る言葉ばにいちいち心を留めてはならない」とあるが、人を気にして生きると、どこに向かうかわからない。羅針盤を失った船のようだ。

 

私たちが土台とするのは、人の言葉、世の言葉でなく神の言葉だ。御言葉と人の言葉と、どちらが基盤になり、どちらに聞き従っているのだろう。心探ってみよう。「キリストの言葉を、あなたがたの内に豊かに住まわせ・・感謝に溢れて心から神に向かって歌い」

 

主に聞き、御言葉を心にとどめて行く時、感謝と賛美が溢れ、人の言葉に煩わされ、振り回される事から守られる。又、自分自身が発する言葉に注意を向け、人に向けて問題が起こるような言葉は、まず主に語り、主に聞いて頂こう。言葉が御霊に導かれる時に、豊かに実を結んで行ける。

 

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人の目ばかりを気にし、人の言葉に左右されて生きて行くなら、振り回されて、どこへ向かうかわからない。今、どの言葉に聞いているだろう。人の言葉か、サタンのささやきか、神の言葉だろうか。御言葉に立ち返ろう。しっかり御言葉に聞き、御言葉に従おう。

 

  発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係