「私のたましいは、あなたにすがり、あなたの右の手は、私をささえてくださいます」詩篇63:8

 

 私たちの今までの信仰人生でどうだろう。想定外の事態、突如の何でこういう事が、という事態、自分が願った事でも、望んだ事でも無い事態に出会す。平穏に歩んでいたのに、ある日突然大きな試練の中に置かれたりする。自分では全く予想もせず、考えてもいない状況が起きる。ダビデもそうだった。ダビデは、ただただサウル王に忠実に仕えていた、良い誠実な部下だった。

 

だがサウル王の一方的な妬みで、その妬みは憎悪となり、殺害のためにつけ回された。相手は一国の王であり、いつでも軍隊を招集できる絶対的な力ある存在だ。様々な計略を用いて攻撃をしかけて来る。ダビデは援護軍隊があるわけでなく、ただひたすら逃げ回った。孤立無援の中で、常に死と隣り合わせの恐怖の中で、ダビデはどうしたのか。

 

それは、ひたすら主に拠りすがり、拠り頼む事であった。主が避け所であり、拠り所であり、唯一の頼みの綱であった。「あなたに拠り頼みます」「あなたを尋ね求める者をお見捨てになりません」。ダビデは苦難の中で、ひたすら祈りに祈った。「私は祈るばかりです」主以外に頼むべきものが何も無かった。

 

私たちも、時にそういう状況に置かれる。何のすべも無く、どうにも出来ず、ただただ「祈るばかりです」。ただ主だけを頼るように、四面塞がりの苦しい状況に置かれる。主を頼らせるためであり、その出来事を通して、主の栄光を現されるためだ。

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ダビデの勝利の秘訣を学ぼう。ひたすら主のもとに行き、苦難の中で、先のことより今日の知恵と今日を耐え抜く力を求めたい。今日を主とあゆもう。主が全局面において守り支えてくださる。

 

発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係