「悪魔の策略に対して立ち向かうことができるために、神のすべての武具を身に着けなさい」エペソ6:11

 

 対人関係で、トラブルが起きたり、思い通りにならなかった時に、相手に腹を立てたり、恨んだり責めたりしてしまう。しかし「私たちの格闘は血肉に対するものではなく」と言っている。「悪霊に対するもの」だと。いっさい人間とは戦っていない。人間の背後に潜む悪霊との戦いだ。ところがサタンは目に見えない。そこでどうしても、目の前で争っている、目に見える相手に焦点を当ててしまう。

 

相手を憎んでしまう。今、人に腹を立てたり、憎んだりしているなら、背後のサタンの攻撃と誘惑が来ている。人を憎むよう、恨むように誘惑されている。それに乗ってしまうと、自分の罪となる。「悪魔の策略に対して立ち向かえ」とあり、サタンは策略を練って攻撃して来る。考え無しの行き当たりばったりではない。明確な目当てがあり、緻密な計算がある。

 

目的は、とにかく神から引き離すことだ。どんな手段であれ、引き離せば成功だ。苦しい病気や、つらい対人関係に遭遇したらどうだろう。「神が愛なら、こんな事になるはずがない。愛されてなどいない」とサタンがささやき、疑心暗鬼にさせる。

 

又、逆に順境が続くと、主に頼る必要が無いので、知らず知らず自分の力で歩み、主から離れてしまう。順境の時の神離れだ。自分は離れていると思っていないので気づかない。又、成功すると自分の力だと錯覚し、内心自分を誇り栄光を自分に帰してしまう。策略を練って襲って来るサタンの識別を祈っていよう。御霊が気づきを与えて下さる。

 

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罪や、悪い事、また一見良い事をも使って、サタンは襲って来る。趣味や仕事は、良いものだ。しかし時間、労力、心を奪われ、主から離れてしまう。サタンは手段は何でもよい。主から離してしまえるなら。もし霊的食欲が減退していたら、立ち止まって主に向こう。

 

 発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係