「しかし、イスラエル人は、ゲシュル人とマアカ人とを追い払わなかったので、ゲシュルとマアカとは、イスラエルの中に住んだ。今日もそうである」ヨシュア13:13

ヨシュアをリーダーとして、イスラエルの民は、主の大いなるみわざによりヨルダン川を渡った。そしてカナンに入り、エリコの城壁が崩され、どんどん進軍して行った。主の約束して下さったものを次々と勝ち取って行った。しかし年を経て、主がヨシュアに言われるところは「あなたは年を重ね、老人になったが、まだ占領すべき地が沢山残っている」だった。まだ多くが占領しきれてなかった。

 

各部族は、その地に住む先住民を追い払わなかったため、先住民は彼らの中に住んだ。しかし主は警告されていた。先住民と「親しく交わり、彼らと縁を結び、あなたがたが彼らの中に入って行き、彼らもあなたがたの中に入ってくるなら」、彼らは、わなとなり、落とし穴となり、わき腹にむちとなり、目にはとげとなり、ついには主が与えた良い地から滅び失せると。

 

その通りに、ヨシュアの死後も、「彼らを追い払わなかったので、彼らは一緒に住んでいる」とある。影響は甚大で、段々と彼らの娘ちを妻にし、自分の娘を与え、彼らの神々に仕えるようになって行った。主を忘れて、何とバアルやアシュタロテに仕えたのだ。これは、先住民と共存してしまった事が原因だった。

 

私たちもどうだろう。肉は、楽な、安易な道を選んでしまう。しかし肉と妥協しているといつしか命取りになってしまう。自分の中の占領すべき地はどうだろう。高ぶり、プライド、虚栄心、欲、快楽、自分の思い、自分のプラン・・自分が握り、主に王座を明け渡していない箇所はどこだろう。自分が占領すべき地は?御霊に示されたなら、一歩従って行こう。

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まだまだ占領すべき地が拡がっているのに現状に満足してしまっている。くり返す失敗や自分の足りないところ、受け入れるべきもの・・示されたなら何より感謝だ。諦めないで前進していこう。

 

発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係