「出産の時が満ちると、見よ、ふたごが胎内にいた・・イサクは彼らを生んだとき、六十歳であった」創世記25:24

イサクとリベカ夫妻は、20年間不妊の苦しみを味わった。私たちの信仰人生には「なぜ」と思う事が様々起きる。平穏な日々に、突如の試練が臨む事がある。余りの苦しみに、主が見えなくなるように感じる時もあるかも知れない。主は祝福して下さるのではないのか、なぜ、こんな苦しみが、と。

 

病気やけが、経済的苦境、対人関係の問題、失業やリストラ・・様々な悩みを通る。彼ら夫婦にも試練があった。40歳の時にイサクはリベカをめとったが、不妊のつらい時を通った。「イサクは自分の妻のために、主に祈願した」とあり、切なる祈りを献げた。まず主に祈る事を教えられる。主は御心へと導いて下さる。

 

御心なら願ったものを与えられ、御心でなければ、更に良いものを与えて下さる。その祈りは主に届いている。イサクの祈りにより、妻のリベカは妊娠した。どんなに喜んだ事だろう。だが双子であり、その双子が、お腹の中でぶつかり合い、争うという悩みが襲って来た。あんなに願った子供なのに、リベカは不安でたまらず、そんなリベカがした事は「主のみこころを求めに行った」。

 

御心を求めて祈った。すると「二つの国民があなたから分かれ出る。兄が弟に仕える」と答えられた。私たちも、喜びの日々から、突然不安な状況に陥ったり、理解不能の事態に遭遇する事がある。そんな時はリベカのごとく、主の御心を求めて祈ろう。主は祈りに答えて、み思いを教えて下さる。そして兄が弟に仕えるという御心は、その通りに実現して行く事となる。

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試練は形を変えて様々にあり、すぐに納得できない事ばかりだが、神を通って来ている事を信じて祈っていこう。信じて祈るときに心が御心にふさわしく整えられていく。

 

発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係