「良い地に蒔かれるとは、みことばを聞いてそれを悟る人のことでその人はほんとうに実を結び、あるものは百倍、あるものは六十倍、あるものは三十倍の実を結びます」マタイ13:23

4つの土地に種が蒔かれている。種は御言葉で、土地は心だ。それぞれ、御言葉を受け取る心の状態を言っている。聞く心の態度が問題だ。聞く態度が良ければ、良い土地に種は十分に芽吹いて、どんどん実を結んで行く。聞く心の態度が悪ければ、全く実を結ばないとある。どのように聞くかは極めて重要だ。

 

まず種が土地に植わらなければ、実の結びようがないように、御言葉が心に根ざさなければ、実を結ぶ事は不可能だ。サタンは私たちの心の中を見ていて、御言葉をどのように聞いているかを知っている。「悟らない」と、サタンが心に蒔かれたものを奪い去ってしまう。幾ら自分は聞いていると思っても、聞かなかった事と同じになる。

 

サタンが絶えず御言葉を奪い、祈りを奪い、デボーションを奪う事を覚えていよう。又、聖書を読み、礼拝で説教を聞くが、私たちの心には、まだいばらがあるので、「世の心づかい、富の惑わし、その他いろいろな欲望が入り込んで、みことばをふさぐ」。様々な肉の欲が、次から次へと湧いて来る。いばらが延びて来るのだ。

 

その時に、このいばらを捨て、献げ、委ねる事を繰り返して行こう。祈りは力だ。肉の欲が出て来るたびに、まず祈り、主のもとに持って行こう。信仰人生に、実を結ぶか結ばないかは、私たちの御言葉を聞く態度にかかっている。

-----------

御言葉を従いますの姿勢で聞いていよう。聖書を閉じると、いつもの忙しい生活が襲ってくるが、与えられた御言葉を心に留めて、信じて立とう。根は伸び、主にあって豊かな実を結ぶ事ができる。

 

発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係