「この世と調子を合わせてはいけません。いや、むしろ、神のみこころは何か、すなわち、何が良いことで、神に受け入れられ・・」ローマ12:2

御言葉を聞いた時に、心の内の反応はどうだろう。「~しなさい」と聞くと「いや、そうすれば、周囲と異なり、変に思われる。」「~したら、自分の立場が悪くなる。浮いてしまう」「それは犠牲が大き過ぎる。時間と労力がとられるのは困る」。御言葉と同時に、「ん?」「でも」ああだ、こうだと様々な思いが浮かぶ。

 

サタンが働いている。その思いの方が強くなり、「ほんとにそんな事、示されのか?」「思い違いでは?」と、サタンがどんどん攻めて来る。「無理、無理」とサタンに説得されてしまう。結局、御言葉を行わないままに終わる。御言葉を聞くが捨ててしまう事になる。

 

肉の思い、世の価値観にサタンが働いて来て、御言葉を妨げ、世と調子を合わせる事になってしまう。御言葉を喜んで聞くし、学ぶのだが、主の言葉よりも、常に自分の思いが優先されてしまい、そうであれば、御言葉が結実して行かない。

 

そして御言葉を学ぶのだが、授業を聞く感じで、頭ではわかるが、何だか神がよくわからず、傍観者的で、もう一つ実感がない。どこが問題なのだろうか。御霊の語りかけが来た時に、自分の肉の思いの方を、無意識に選択して、従ってしまう。根深い古い価値観がある。

 

エデンの園で、善悪を知る木の実を食べた時に罪が入ったが、善悪を自分が判断し、自分が正しいと思う価値観だ。御言葉より自分の判断の方がすぐれていて、常識に合っていると思う。しかし肉の思いの方を捨てて、御言葉に従う時に、自分が変えられて行き、もう一つ実感の無い主が、親しくわかって行く。

 

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御言葉を聞く時に、常に自分の思いが同時に来る事をわきまえていよう。背後に、御言葉から離そうとするサタンが働いている。祈って御言葉を聞き、御霊の助けを仰ごう。御霊は、主がわかるように必ず助けて下さる。そしてわかった御心に従おう。

 

発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係