「わたしはあなたがたのために立てている計画をよく知っているからだ・・」エレミヤ29:11

しばしば、主のみ思いと自分の思いが異なる事を経験するだろうか。私たちは、これこそがベストの道と思うが、御心は全く違っていたりする。パウロは、小アジア、ビテニヤの宣教を閉ざされ、どうすればよいのかと、熱心に御心を求めて祈っていたであろう。そんな中、想定外のマケドニヤへの道が開かれ導かれた。

 

パウロの思いとは全く違った。一見、あちらもこちらも、道が閉ざされたように見えるが、実は、遙かに大きなご計画が用意されていた。結果的には、ヨーロッパ宣教の道が備えられていて、福音が大きく前進する事となった。私たちの過去を振り返る時、「え?何で?」と、突然目の前で、門が閉ざされた事がある。失望落胆し、方向転換して歩んだ事がある。

 

しかしそれが更に大きなみわざを見る時になった。そんな数々があるのではないだろうか。進学時、思いの道を閉ざされ、別の道が開かれ進むと、素晴らしいご計画があった。就職時、思い通りでなかったが、行った先でかけがえのない出会いがあった・・。ある男性は受験に失敗し、心虚しくなり、色々考える時とされ、離れていた教会に戻る事ができた。

 

そしてやがて神学校へ進み牧師になった。後に、あの受験失敗こそが人生の大いなる祝福であったと。あれが無ければ、今は無いと。主に間違いはない。思い通りにならない事こそが、主の御手であり、思いを超えた祝福へと導かれて行く。今、思い通りでなければ、主のご計画があることを信じていよう。

 

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苦しい事、つらい事、痛い事、通りたくはないが、信仰人生で様々通る。しかし、後の日に、その事があったから、人生途上で、主に出会えた。あの試練があったからこそ、主に近づけられた。主を離れずに今まで守られた。後に、振り返る時に、見せられる。

 

発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係