「イスラエルの王はヨシャパテに言った『私は変装して戦いに行こう。でも、あなたは自分の王服を着ていてください』こうしてイスラエルの王は変装して戦いに行った」Ⅰ列王22:30

イスラエル王アハブは、ユダ王ヨシャパテを誘い、アラムからラモテ・ギルアを取り返そうとした。400人の預言者に聞くと、上って行くようにと口を揃えて言った。しかし預言者ミカヤは反対の預言をし、アハブが悪霊に惑わされている事、殺される事を告げた。そんな中、アハブとヨシャパテは、アラムと戦う事になった。

 

アハブは巧く逃げようと、ヨシャパテには王服を着せ、自分は変装した。敵を欺き、ヨシャパテを王と思わせ、自分は助かろうとした。しかしアラム王の命令は、イスラエル王アハブだけを狙えというものだった。ヨシャパテは、敵にアハブに違いないと、間違えられたが、彼が主に叫び求めた時、敵は彼がイスラエル王でない事を知り、引き返したのだ。主の介入だった。

 

そして一人の敵兵が、何げなく放った矢が、何とアハブの胸当てと草摺の間を射抜いた。彼は傷を負い死んだ。別にアハブを狙ったわけではない。何げなく放った矢だった。それがアハブに的中し、射抜いた。驚くべき事だ。主が介入し働かれた。ミカヤの預言がその通りに成就した。主の完全な主権と支配を見せられる。

 

人が何をどう画策しようと、主の御心が成就する。非常に厳粛な事だ。それゆえ、その主を信頼し、自らの人生も、持てるものも、自分自身も委ねよう。主のもとに携えるなら、あなたへの人生の最善のご計画を成し遂げて下さる。そして、平安でいる事ができる。「あなたの道を主にゆだねよ。主に信頼せよ。主が成し遂げてくださる」。

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いくら立派な計画を立てても主を見失ってしまうなら、どれ程恐ろしいか。真っ白な思いで主の導きを求め委ねよう。主のご計画だけが成り、それは最善だ。

 

発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係