「全長老がヘブロンの王のもとに来た時、ダビデ王は、ヘブロンで主の前に、彼らと契約を結び、彼らはダビデに油を注いでイスラエルの王とした」Ⅱサムエル5:3

サル王の死後、サウル家とダビデ家は戦っていた。が、サウル家の将軍アブネルが殺され、王となっていたイシュ・ボシェテも殺された時に、サウル家には王も将軍もいなくなってしまった。その後、スラエルの全部族がダビデのもとに来て、「私たちはあなたの骨肉です」と言い、「サウルが私たちの王であった時でさえ、イスラエルを動かしていたのは、あなたでした」と。

 

皆は、サウルから御霊が去り、ダビデが主から選ばれたことを認めていた。そしてダビデは彼らと契約を結び、ダビデは油注がれ、イスラエルの王とされた。30歳であった。ダビデはどれほどサウルから攻撃を受けても、自ら手を下す事は絶対にしなかった。主を畏れ、自らの命も主に委ねていたからだった。

 

時満ちた時に、主ご自身が、そのダビデを王に立てられた。人によるのではない。「高く上げることは、東からでもなく、西からでもなく、荒野からでもない。それは、神が、さばく方であり、これを低くし、かれを高く上げられるからだ」。

 

イスラエルが一つになった時、敵ペリシテが攻めて来た。その時ダビデは自分で動かず、「主に伺った」とある。攻めるべきか否かと。攻め上れと言われ、従い、勝利した。すると再度ペリシテは攻めて来た。前回上ったから同様にでなく、ダビデは今回も主に御心を求めた。そして御声に従い、勝利を得た。ダビデのごとく、問題の時には、主のお心を求め、従うことが豊かな祝福の道だ。

 

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ダビデは、主君であるサウルの攻撃に、反撃せず、ひたすら主に委ねて行った。主が守られた。自分で自分を守るのでなく、主に守って頂ける。問題に主を仰いで行く時に、同じく主が働かれ守られる。主と交わり、主を更に知れる歩みは何と幸せだろう。

 

 

発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係