「ですから、皆さん。元気を出しなさい。すべて私に告げられたとおりになると、私は神によって信じています」使徒27:25

パウロはローマに行き、証しする事を、主より示されていた。しかし、第3次伝道旅行の後、エルサレムに寄った時、人々に殺害されそうになり、引き裂かれるのではと思うほどの大騒動になった。捕らえられてしまい、ローマに行く事は全く不可能に見えた。しかし監禁により、かえって暗殺者から守られる事になった。

 

そして、実の無い裁判に見えたが、それは総督のペリクスやフェストに証しをする機会となった。又、丁度アグリッパ王がフェストに会いに来たため、王にも福音を語る機会が与えられた。パウロは更にローマ皇帝に上訴したため、これがローマへの道を開き、パウロの思いとは異なり、囚人としてであったが、ローマに向かう事になった。

 

ところがその船が幾日も大嵐に会い、吹き流されたままになり、太陽も星も見えない日が続き、最後の望みも絶たれようとしていた。しかし、パウロは必ずカイザルの前に立つとの、神の言葉を堅く信じていた。船は座礁したが、結果的に、その通りに全員が岸に辿りつき奇跡的に助かった。「こうして、私たちはローマに到着した」。

 

パウロは無事ローマに着き、福音を伝える事になった。何があっても、どんな障害があっても、主は必ず御言葉を成し就げられる。主が語られた言葉は100%成就する。あなたは今、途上の苦しい中にいるだろうか。「こうして、ローマに到着した」。必ず、あなたに約束された御心は成就する。信じて待ち望んでいよう。

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主に従っていても恐れや不安に遭遇すると、誰よりも落ち込んでしまうだろうか。主に祈っていよう。主の御約束に立ち返れる。そしてパウロのように、嵐の中で周囲を励ますことが出来る。

 

発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係