「あなたの重荷を主にゆだねよ。主は、あなたのことを心配してくださる。主は決して、正しい者がゆるがされるようにはなさらない」詩篇55:22

信仰生活で、落胆する事を経験するだろうか。時に、それが続いてしまう事もある。目の前の出来事に、状況に、がっかりし、失望してしまう。気落ちすると気力が失せ、気持ちが萎えて、何をする力も湧かない。そのどん底にいる時は、主が見えなくなってしまう。働かれている主が見えない。

 

失望が、主をさえぎってしまうのだ。自分の目の前に10円玉を置けば、太陽が見えなくなってしまうように。しかし実際は10円玉より太陽の方が遙かに大きい。目の前にそそり立つ壁のように見える問題より、主の方が遙かに大きい。自分が10円玉の方を見てしまっているのだと認識しよう。問題から目を離して、主を見上げよう。

 

耐えることのできないような試練は無く、試練とともに、脱出の道がある。そして「わたしがあなたがたのために立てている計画」、主のご計画がある。突如の、想定外の出来事だが、不運なのでなく、ご計画の内だ。又、サタンにほんろうされているのではない。主のご意志だ。災いではなく、平安を与える計画であり、将来と希望のためのものだ。

 

渦中にいる間は、なかなか見えないが、必ず、平安の落とし所へと導いて下さる。今、何も見えず、目の前の苦しい事態しか見えなくても、重荷を主にゆだねよう。そして信じて待ち望もう。必ず試練は、成長へと実を結ぶ。通って良かったと言えるようになる。

 

自分の思っている方法やタイミングと、主のそれは、しばしば大きく異なる。だから待ち望もう。主の方法とタイミングで事態を、又、私たちの内側を動かし、解決へと導いて行かれる。

 

・・・・・・・・・・

試練の度に、結果的には、大きな恵みが隠されていたと知る。しかし渦中の中では、トンネルの中なので、真っ暗でパニックになってしまう。だが心配して下さっている主がおられる。しっかり見て下さっている方が共におられる。主を呼んでみよう。心が変えられる。

 

発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係