「私はあなたの恵みに拠り頼みました。私の心はあなたの救いを喜びます。私は主に歌を歌います」詩篇13:5

詩篇13篇で、ダビデは、苦しみと悲しみ、つらさの中にいた。「いつまで、思い計っていないといけないのか。私の心には一日中悲しみがある」と。主に「いつまでですか」と4回も繰り返し問うている。「いつまでですか」永久に忘れられたのかと。「いつまで御顔を隠されるのか」「いつまで敵が勝ちほこるのか」と。主に、ありのままの赤裸々な気持ちを訴えている。

 

自分の気持ちを隠して、きれい事を並べるのではなく、正直な率直な気持ちをそのまま告げている。詩篇の色々な箇所で、ダビデは苦しみ、怒り、嘆き、悲しみ、理不尽な思いを神にぶつけている。そして「あなたがたの心を神の御前に注ぎ出せ」と。神は我らの避け所だからと。

 

私たちも、この苦しみがいつまで続くのかと試練の中では思う。気持ちは、ありのまま主に告げるとよい。主は、受け止めて下さる。ダビデは、「いつまでですか」と切なる叫びを率直に、主に言い表した後、変化が起きた。「私の心はあなたの救いを喜びます。私は主に歌を歌います」嘆きと苦しみが、賛美と喜びに180度変えられている。

 

主に心の底を率直に言い表し、主と交わる時に、不思議だが心が平安にされる。状況は変わらないが、自分の心が変えられ平安を与えられる。怒り、不満、屈折のありのままの姿を認める事により、光の中に出される。光に隅々までくまなく照らされるので、癒やされ、成長して行く。

 

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気持ちを抑え込んで、我慢するのでなく、底にあるありのままの気持ちを主に告げよう。主にありのまま話していると、今まで気づけなかった自分の本当に気持ちにも気づいて行ける。御霊が働いてくださる。主はそれらをすべて受け止めて、心を安らかにして行って下さる。

 

 

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【日々のことば】

  発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係