「予見者ハナニがユダの王アサのもとに来て、彼に言った『あなたはアラムの王に拠り頼み、あなたの神、主に拠り頼みませんでした』」Ⅱ歴代16:7

アサ王は最初はよく主に従った。偶像を除き、主の祭壇を新しくした。アサ王の心は主と一つであった。しかし、アサとイスラエル王バシャとの間に戦いがあり、バシャによりラマという所が奪われた。包囲状態となり、その時に、アサ王はアラム王ベン・ハダデに同盟を求めた。

 

アサ王は、前回、クシュ人が100万の軍勢と100万の戦車で攻めて来た時には、主に拠り頼み、主により勝利を経験した。にもかかわらず、主に頼らずに、財宝を提供してアラムに頼った。アラム王ベン・ハダデは町々を打ち、ラマを打ち取り、ユダ側に要塞を作った。戦いは勝利し、大成功だった。

 

しかし預言者ハナニは「あなたは主に拠り頼まなかった・・今から数々の戦いに巻き込まれる」と告げた。間違っている時に、主は人を遣わし警告される。表面的に見れば、大成功に見えるが、主の御心からは、大きくはずれていた。私達も外側、うまく行っているかに見えるが、主の御心からそれている事がある。

 

アサは重い病気にかかった。その時にも彼は「主を求めないで医者を求めた」とある。その結果、死んでしまった。的はずれの方向に向かった。悔い改めないなら、どんどん的をはずれてしまう。私たちも、危機的状況に際して、主ではなく、人に頼っているだろうか。又、肉の手段に頼っていないだろうか。

 

誰しも、目に見えるものに頼ってしまう弱さがある。今、あなたはどうだろう。拠り頼むは主であり、主に向かい、主に祈ろう。

 

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目の前の危急の事態の時、どうだろう。まず何とかしなければと、思いは巡り、自分で事に当たってしまう。そして失敗する。仮にうまく行った方が危険だ。ますます高ぶってしまう。主に頼ることを日々に祈っていよう。

 

【日々のことば】

  発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係