「わたしは彼らにあなたのみことばを与えました。しかし、世は彼らを憎みました。わたしがこの世のものでないように、彼らもこの世のものではないからです」ヨハネ17:14

私たちは世にあって、世で生活しているが、しかし世の者ではない。だが、世から隔離し、世と断絶するのではない。又、だからと言って、世にどっぷり浸かるのでもない。私たちは、この世にあって、この世の人々と同じように生活する。しかし、その原理が異なっている。

 

私たちはこの世の原理でなく、「神の言葉」が自分を動かす原理だ。この世の価値観でなく、御言葉がどこまでも基準だ。御言葉の価値観で生きて行く。だから、この世にはいるが、世とは違っている。主が御父に祈られた。「真理によって彼らを聖め別って下さい。あなたの御言葉は真理です」。真理は世の価値観でなく、御言葉だ。御言葉が真理だ。

 

自分の内に根本的、根源的原則が必要だ。確固たるものが無いと、周囲と同じである事が良い事であり、同じだと安心する。真理なる御言葉に基づいて、思考し、判断し、行動しなければ、容易に、周囲に同調し、世の価値観に従い、世に流されて飲み込まれてしまう。

 

日本には米軍基地や大使館がある。日本国内だが、そこだけは本国である米国の法律下にある。同様に、私たちはこの世にいながら、御言葉が支配する神の領域にいる。この世と接触を断つのではない。人々を愛し、人々に仕え、交流し、証しをして行く。しかし埋没して飲み込まれて、流されてはならない。真理の御言葉に従って行く時、御霊が助け、正しく導いて下さる。

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価値観は重要だ。生きる土台となり根幹となる。まず思いがあって行動へ移るからだ。古い価値観が根深くあるが、御霊が気づかせて下さる。「この世と調子を合わせてはいけません」古い価値観御言葉に変えられる事により、御子のかたちへと変えられて行く。

 

 発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係