「求めなさい。そうすれば与えられます。捜しなさい。そうすれば見つかります。たたきなさい。そうすれば開かれます」マタイ6:7

主は私たちに「祈れ」と言われている。「求めよ。そうすれば与えられる」と。そして私たちが祈る時、よく信号に例えられるが、三つの答えが来る。一つ目は青信号で、ゴーサインで、祈った祈りがその通りに答えられる。二つ目は、赤信号でストップだ。「ノー」という答えだ。答えられていないのでなく、答えが「ノー」という事だ。

 

パウロが「とげ」が与えられた時に、「去らせて下さるように」と真剣に懸命に祈った。このとげが無い方が、よりスムーズに主に仕える事ができ、宣教活動が出来る。しかし切なる願いに対する、主からの答えは「ノー」だった。「わたしの力は、弱さのうちに完全に現れる」からと。それがある方が、高ぶりから守られ、主の臨在がずっと共にあると。そして主に拠りすがれると。

 

ダビデが、主に神殿建設を祈った時も、答えは「ノー」だった。ダビデは戦いで多くの血を地に流して来たので、息子のソロモンが建設すると。ダビデは「ノー」の答えを受け入れ、自分に出来る事をした。多大なる金、銀、青銅、鉄、石材、木材・・石切工、様々な職工、仕様書き・・あらゆる用意をし整えた。ダビデの信仰だった。

 

黄信号は「待ち望め」「祈り続けよ」のサインだ。私たちは待つ事が非常に苦手で難しい。今すぐに結果が欲しい。しかし忍耐を学ばせ、培うために、時に延々と祈り続ける課題が与えられる。何年かかろうと、祈りを積み上げて行こう。主の時が来たなら、速やかに、見事に答えて下さる。

 

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沢山の祈りが答えられ、沢山の「ノー」も経験して来た。はっきりと「ノー」の答えもあり、ノーを通して、主のお心を知れる。叉、祈り続けるが、微動だにしなかったものが、神の時が来ると、突然に動き出し、成就するのを見る。とにかく祈りを続けて行こう。

 

発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係