エリヤはアハブに、カルメル山に、全イスラエルと、450人のバアル預言者と400人のアシェラ預言者とを集めるようにと告げた。アハブはその通りに集めた。ここに今、3種類の人々がいた。①まことの神に従うエリヤ②450人のバアル預言者と400人のアシェラ預言者③一般のイスラエル人、群衆だった。
エリヤはこの③の人々に向けて叫んだ。「いつまでどっちつかずによろめいているのか。もし、主が神であれば、それに従い、もし、バアルが神であれば、それに従え」と。心に定まりが無く、その場その場で、カメレオンようにころころ変わり、自分に都合の良い方に従う。
イスラエルは、元々神の選びの民として、先祖アブラハム、イサク、ヤコブの神であるヤーウェを知っていた。だが同時に、皆がアハブに従い、バアルやアシェラへの偶像礼拝も現実に行っていた。そこで状況により都合の良いように態度を変えた。「冷たくも、熱くもない。むしろ、冷たいか、熱いかであって欲しい。なまぬるく、口からあなたを吐き出そう」との人々だった。
主を拝み、バアルも拝む、このどっちつかずにより、イスラエルに偶像礼拝が大きくはびこってしまい、国家を堕落させ、滅びへと向かわせてしまった。主に従うのでなく、肉は自分の欲、体面、都合と、主ではなく自分中心に向かう。まず、どっちつかずである事を認め、助けを求める時、主は従う者へと変えて下さる。主の愛を知り、主ご自身を知る幸せは何にも代えられない。
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弱い者ですと、主のもとにありのまま行こう。主は、正直な心を愛して受け止めて下さる。助けて下さいと祈って行こう。自分が強く、砕かれなければ従って行けない。主は取り扱って下さり、一歩一歩成長へと導いて下さる。
発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係