「あなたの神、主の命令を守って、その道に歩み、主を恐れなさい。あなたの神、主が、あなたを良い地に導き入れようとしておられるからである」申命記8:6

苦難のエジプトを出たイスラエルは「燃える蛇やさそりのいるあの大きな恐ろしい荒野」を通された。過酷でつらい場所だった。私たちも達も時に人生の荒野を経験する。突如の経済的苦境、対人関係の悩み、病気、受験の不合格、別離、何でこんな事が、と苦しい事態に遭遇する。しかしその先があり、「ついには、あなたをしあわせにするため」とある。

 

最終的にはあなたを幸せにするための出来事であり、必ずや祝福へと導かれる。主は完璧なご計画を持たれ、主に無駄は一つもない。「あなたをしあわせにするため」だ。ある中間管理職の男性が、苦しい役どころに立たされた。上からは圧力、下からは突き上げ、なぜ自分ばかりがとつらい日々だった。

 

しかし切なる祈りの中で、目の前の苦しみに「あなたを苦しめ、あなたを試み、ついには、あなたをしあわせにするため」と語られた。自分の成長のためであり、自分が幸せになるために、どうしても通らねばならない、主が与えられた授業と、信仰もって受け止めることができた。そしてその試練のプロセスの中で、多くの学びを得て、深い霊的恵みを味わった。

 

やがて神の時が来て、解決を見た。試練は「なぜ? どうして?」となるが、主は「あなたをしあわせにするため」と言われる。試練の中には、主からのメッセージがある。それを受け取る事こそが、大きな恵みだ。そして成長だ。

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どうしても自分の思い通りの道を探ってしまう。主の与えようとしておられる良い地がなかなか見えず、その狭間で苦しむがそれも知っていてくださる。神を信じて神に助けを求めながら歩もう。

 

発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係