「ですから、すべての汚れやあふれる悪を捨て去り、心に植えつけられたみこばを、すなおに受け入れなさい。みことばは、あなたがたのたましいを救うことができます」ヤコブ1:21

私たちは、新生してからも、信仰を持つ以前の、生まれつきの、古い培われた価値観が根深くある。又、この世は御言葉の価値観と異なる。生まれつきの古い価値観でもって御言葉を聞くと、なかなか御言葉がわからない。理解できない。

 

「わたしの目にはあなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している」の言葉も、古い価値観は「私が高価で尊いなどとんでもない」「愛されていると言われても、何も感じない」「他の人にはそうかも知れないが、自分には当てはまらない」と否定してしまう。

 

御言葉通りに、素直に受け取らない。「主を信じなさい」と聞くと、「そうは言われても、自分がまず何とかしなければ」と思う。古い価値観が根深くある。又、その時は受け入れたかのように思っても、すぐ元に戻り、自分の思いを受け入れ、御言葉の方を捨ててしまう。それなら聞かなかった事になる。

 

御言葉を聞いた時に、同時に来る自分の思いに、まず気づく事が大切だ。「無理だ」「あり得ない」「そんな事はない」・・どんな思いが来てるだろう。そこに気づかないなら、ずうっと御言葉を無意識に捨てている事になる。すると信仰の前進、成長がない。その肉の思いを捕らえて、主に持って行く事が大切だ。

 

「信じられません」「受け取る事が難しいです」「そんな事では、世の中渡って行けないと思っています」「無理だと思います」そのまま主に告げよう。そこから展開があり、主が気づきを与え、御霊により、御言葉を受け取れるように助けて下さる。

 

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肉は、絶えずむくむくと頭をもたげて来る。御言葉を聞く時に、同時に来る、御言葉に反する思いだが、なかなか気づかないでいる。素直に受け取るためには、心にある汚れやあふれる悪を捨て去る事が必要だと言っている。御霊に心をよく探って頂こう。

 

発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係