「試みる者が近づいて来て言った。『あなたが神の子なら、この石がパンになるように、命じなさい』」マタイ4:3

悪魔の第1の誘惑は、40日断食後の主に向かい「石がパンになるように命じよ」というものだった。主が、御父に頼るのでなく、自力で自分の必要を得よとの誘惑だった。主にはそれが可能だったゆえの誘惑だ。しかし主は「神の口から出る一つ一つの言葉で生きる」と退けられた。

 

神の言葉が食物であり、自力でなく、神の言葉により必要が満たされる事、つまり徹底して御父への信頼の中で生きると立ち向かわれた。すると悪魔は、次は御言葉を持って来て、第2の誘惑をしかけた。「神殿の頂から下に身を投げてみよ。神が御使いに、支えさせ、石に打ち当たることがないようにされると、書いてあるではないか」と。

 

神に信頼すると言うのなら、神が支えるから、身を投げてみよと。主は、これに対しても又、御言葉で「神を試みてはならない」と退けられた。詩篇91:11、12と比べると「すべての道で」が抜けている。これは神の御心の中にいるなら、守られるとの意味だ。勝手な事をし守られる保障はないし、神を試して守られる事はない。

 

第3は世のものへの誘惑だ。栄華、地位、名誉、富、賞賛・・非常に魅力的だ。「ひれ伏して私を拝むなら」全部上げようと。あなたにも、今、この世のものへの誘惑が来てるだろうか。悪魔の誘惑だ。「あなたの神である主を拝み、主にだけ仕えよ」と悪魔を撃退された。日々に来ている悪魔の誘惑に、識別のために祈っていよう。

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試みる者はいつも巧妙に近づいてくる。御言葉から答えは出ているのに様々に誘惑され失敗する。神を拝む以外はサタンを拝んでいると覚えていたい。サタンの声にノーと言えるよう祈って備えよう。

 

発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係