「すべての事について、感謝しなさい。これがキリスト・イエスにあって神があなたがたに望んでおられることである」Ⅰテサロニケ5:18

あるクリスチャン会社員が、突然リストラになった。彼は、落胆、不安、失望、思い煩いに襲われつつも、次の仕事を懸命に探した。が、仕事はなかなか無かった。妻子もいる中、家庭はどんどん経済的に苦しくなって行く。やがて貯えも底をついて来た。支払いも次々とたまる中、このままどうなるのかとの恐れと不安で、どうにかなりそうだった。

 

なおも仕事は無く、思い煩いに押しつぶされて、御言葉も心に入らず、祈れない日々が続いた。まさに、種まきのたとえの思い煩いのいばらにふさがれた土地状態だった。もう身動きも取れず、どうにもならないギブアップ状況だった。重苦しい心で、礼拝に出た時に、「すべての事について感謝しなさい」のメッセージだった。メッセージに心が引き寄せられ、御言葉が心に留まった。

 

もう何のすべもなく、何も出来ない状況で、主に何もかもゆだねて、御言葉に従おうと決心した。そして感謝することを始めた。「今、仕事が無いことを感謝します」から始め、「請求書がたまっている事を感謝します」「貯えが底をついた事を感謝します」ネガティブな事や不安な事をどんどん感謝して言った。家族が現在、困っている事を更に感謝して行った。

 

そして、同時に恵みも感謝して行った。このような中も、家族は元気に守られている事。病気もしておらず、飢えてはいない事。今日の必要は与えられている事。するとますます感謝が増え、恐れや不安はすっかり消え、賛美が湧き上がって来た。そんな時、仕事依頼の電話が来た。

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この一年、共に主を賛美できましたことを心から感謝します。来年は5日からの配信となります。

 

発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係