「彼らと盟約を結んで後三日たったとき、人々は、彼らが近くの者 たちで、自分たちの中に住んでいるということを聞いた」ヨシュア 9:16 

主の指示を仰がず、自分の思いで始めてしまい、失敗した経験があるだろうか。ある時、ギブオンの住民たちは、自分たちが滅ぼされるのを恐れ、ヨシュアを欺いて、盟約を結ぼうとした。そのため古びた着物に、古いはきもの、パンは乾いてボロボロ、破れた皮袋・・と、遠くから来たように見せるため、巧妙に偽って変装した。私たちはあなたのしもべであり、盟約を結んで欲しいと。

 

それでヨシュアたちは、だまされてしまい、彼らと和を講じ、生かしておくとの盟約を結んだ。そのすぐ後に、何と実際は彼らが近くの者で、自分たちの中に住む者である事が判明した。結果、滅ぼされるべき民が、ずっとイスラエルの中に居続ける事になった。

 

失敗してしまった。その原因が「主の指示をあおがなかった」とある。ここが間違いだった。祈らないで事をすると、肉の判断をしてしまい、手痛い失敗をする。ある人は、高額賃金のバイトに飛びついて、大変な目に会った。朝は早く、重労働できつく、残業も多く、心身消耗の毎日となった。デボーションも持てない状況に、平安も失せて、疲れ果て辞めてしまった。

 

祈らないで決めた結果だった。まず主の指示をあおぐ事の大切さを教えられる。祈り、主に相談して、事を始めよう。その時、もしその始めた事柄の中で、困難が来たとしても、祈って始めた事であれば、信仰を持てる。ある人は、祈って与えられた職場で、苦しい試練に会った。しかし祈って始めた事なので、主のご計画の中と受け止め平安にされ、信じる事ができた。そして多くの祝福を刈り取った。

 

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祈って導かれて始めた事は、途上で障害や困難に会っても、「祈った」との土台に立てるので、不思議な平安がある。そして途中で、負の事が起きても、万事益とされると信じる事ができる。祈りは力だ。主が働かれる。

 

発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係