「また、みことばを実行する人になりなさい。自分を欺いて、ただ聞くだけの者であってはいけません」ヤコブ1:22

御言葉を聞いても、行わない事について言っている。聞いた御言葉をそのままにするなら、自分の顔を鏡でながめて、立ち去る人と同じだと。すぐに忘れてしまう。例えば鏡を見て、髪が乱れたり、自分の顔が汚れていても、ただ見るだけで、髪を直したり、汚れを拭かなければどうだろう。髪の乱れも、顔の汚れも、すぐに忘れてしまう。それなら、その人は何も変わらず、ずっとそそのままになる。

 

つまり、御言葉を聞いても、実行しないなら、これと同様だと。主は、私たちを愛して下さっているので、御言葉を通して、悔い改めを示し、矯正すべき事柄を示し、又、なすべき御心を示して下さる。その示しに従わないなら、何も変わることがなく、成長が出来ない。そうでなく鏡を見るのは、身づくろいのためならどうだろう。

 

顔が汚れていたなら、汚れを取り、髪も乱れていたなら、くしを入れ、服も点検する。そのように対応する時、きれいに身づくろい出来て行く。具体的に実行して行くなら、良いように変えられてゆく。そして実行して行ける秘訣は、示された御言葉を一心に見つめ続ける事だと。

 

ある人は、自分は御言葉を聞く事は、喜んで聞くが、実行する事が無いと気づかされた。だからすぐに忘れてしまうし、自分は全く変わらないのだと。そこが問題なのだと気づかされた。私たちはどうだろう。「悔い改めよ」「赦せ」「謝罪し、和解せよ」「祈れ」・・示しに従って行く時に、御霊はその力を与え、そして私たちは変えられる。

 

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「実行」が大切で、核心で、重要要素だ。御言葉に感動し、御言葉を喜ぶ。しかし実行しなければ、すぐに忘れてしまう。それを繰り返しているなら、全く成長が無い。主のことがよくわからないままだ。今、語られる御言葉、示された御言葉を祈って実行してみよう。

 

発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係