「自分たちの敵を除いて休みを得た日、悲しみが喜びに、喪の日が祝日に変わった月として、祝宴と喜びの日・・と定めるためであっ た」エステル9:22

ハマンは王に重んじられていて、家来たちは皆、ひれ伏した。しかしモルデカイがそうしないので、ハマンは激怒した。怒りの余り、モルデカイの民族を根絶やしにする事を画策した。狡猾に王を動かし、ユダヤ民族皆殺しの、王の命令を取り付けた。背後で悪魔が、この邪悪なハマンを用いて、神の計画を打ち砕き、阻止しようと働いた。

 

その結果、ユダヤ民族根絶やしの殺害勅令が出された。モルデカイは着物を裂き灰をかぶり、叫び祈った。そして王妃エステルに、王にあわれみを求めるよう伝えた。だが召されないで、王のもとへ行く者は死刑だ。そしてエステルはこの30日間王に召されていないと。しかしこの恐るべき危急の事態に、自分は命をかけるので、民にも断食の祈りを要請した。祈りがなされた。

 

ハマンはモデルカイを殺害すべく柱を用意したが、主が介入された王を不眠にし、年代記を読むようにしむけ、モデルカイの手柄を見つけさせた。結局、主が、ハマンが裏で仕組んだ邪悪な企み、明るみに出し、打ち砕かれた。モルデカイ殺害のための柱に、ハマンがかかる事になった。邪悪な企みは自らの身に返った。悪魔の陰謀は、主が阻止された。

 

主はモルデカイに知恵を与え、なすべき事を示し、民は祈りを献げ、エステルは命をかけて行動し、その結果、悪魔は打ち破られた。私たちにも、悪魔の攻撃は絶えずあるが、まず祈り、主に従い、示された事をして行く時、悪魔に勝利できる。危急の際には、何よりまず祈ろう。

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悪魔の邪悪な企みにあっては何も見えない者だ。だからこそ主の御心を探り求め助けを祈ろう。執り成しの祈りをしよう。主は最善をされる。求める者の手を決して離されない。

 

発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係