「自分の口と舌とを守る者は、自分自身を守って苦しみに会わない」 箴言21:23

聖書には、舌について、多くの戒め、勧めが出て来る。普段どうだろう。よく考えずに、思ったまま、感情のまま、言葉を発してしまうだろうか。舌には十分注意をし、気をつけるようにと言っている。外側から人に入って、人を汚すことのできるものは何もない。人から出て来るものが人を汚すとあり、人の口から出る言葉が人を汚してしまう。

 

「軽率に話して人を剣で刺すような者がいる。知恵のある人の舌は人をいやす」とあり、言葉は人を刺し殺すことも、人をいやして、救い、建て上げる事もできる。両刃の剣だ。「軽率」に気をつけよう。自制無く、感情のままに発してしまい、人を傷つけてしまう。特に売り言葉に買い言葉となると、思ってもいない事まで言ってしまう。

 

「知恵ある人の舌は、人をいやす」、相手をいやす事ができたならどんなに幸いだろう。「あざける者たちは町を騒がし、知恵のある人々は怒りを静める」、知恵のある人は、人の怒りをも静め。その知恵はどこから来るのか。「このキリストのうちに、知恵と知識との宝がすべて隠されている」「しかし、上からの知恵は、第一に純真であり、次に平和、寛容、温順であり、また、あわれみと良い実とに満ち・・」、

 

この知恵はキリストにあり、上からのものだ。人をいやすのは、主からの言葉、上からの言葉だ。御霊に導かれ、発せられた言葉が、人をいやして行く。まず自分自身が日々、主と交わり、御霊に従い、導かれて行く時に、そのように用いられて行く。又、主との交わりにより、言葉の気づきが与えられる。

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失敗に気づかせてくださるのも主だ。自分の内には自制心も御霊の実を結べる言葉も足らない。祈り心でいつも主と交わっていよう。とっさの言葉も主が口と舌を守ってくださる。

 

発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係