「私はひどく悩んでいます。主よ。みことばのとおりに私を生かしてください」詩篇119:107

信仰生活の中で、突如の問題や、悩み、困難に出会う。心は苦しく、悶々とし、真っ暗闇の中にいるように感じる。何がどうなっているのか、わけがわからない状態だ。落ち込むばかりだ。どこに向かえば良いのか、どの方向に歩を進めば良いのかわからない。方向も見えない。暗闇のトンネルの中だ。そんな時こそ、みことばが、私の足のともしびだ。暗闇の中を歩む時に、何が必要なのだろう。

 

光だ。光があれば、足元が照らされて、歩を進める事ができる。停電の真っ暗な中は、歩けない。でも、ろうそくの光があれば歩ける。試練の中で、「みことば」を真剣に求めよう。ある人は次々と厳しい試練に襲われ、飲み込まれてしまい、ただ頭をおおって、しゃがみ込んでいるばかりだった。

 

そんな状態だったが、礼拝で「祈りなさい」との御言葉が語られた。祈りもできず、ただ流されるままになっている自分の姿が見えて、まず祈る事を始めますと。前を向いて歩み出した。別の人は、突然の極めて厳しい困難の中で、御言葉を求めた。「わたしを呼べ。そうすれば、わたしはあなたに答え」と語られ、まず祈る事を示された。「理解を越えた大いなる事を示す」と。

 

祈りを積むと、思いとは全く違うが、進むべき道がはっきりと示された。確信を持って示された道に進む事ができた。どうしてよいか全く分からない状況の中で、御言葉を求めよう。主は御言葉を与え、進むべき方向へと導いて下さる。

 

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真っ暗闇の中で、一番必要なものは何だろう。光が、暗闇を消してくれる。光があれば、歩を進める事ができる。そして御言葉が光だと言っている。悩みや苦しみの中で、御言葉を祈り求めよう。主は御言葉を与えて下さる。御言葉により、心が救われる。

 

発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係