「・・神のご計画に従って召された人々のためには、神がすべてのことを働かせて益としてくださることを、私たちは知っています」 ローマ8:28

ある人が、急に、想定外の事情が生じて、まとまった費用が必要になった。そのため金融機関から借金をした。急ぐし、どうにもならず、給料が入れば返せると、よく考えもせず、軽い気持ちだった。ところが多額の利息に驚き、諸事情も重なり、それが返済できずに、大変な事になってしまった。とうとうどうにもならなくなり、せっぱ詰まってしまった。恥ずかしくて、絶対に誰にも言えなかった。

 

しかしどうにもならず、牧師に相談し、悔い改め、一緒に祈ってもらった。主は、見事に祈りに答えて下さり、奇跡をもって必要を与えて下さり、とにかく無事完済できた。この失敗で、様々学ばされた。すぐに金融機関から借りずに、まず祈るべきであった。祈る事をせずに、焦る余り、自分で動いてしまった。

 

主はふさわしい導きを与え、必要を与えて下さっただろう。主に委ねること、主に信頼すべきこと、頭ではよくわかっていたが、自分は信じていない事を、自分の姿を見せられた。主が成して下さる事を、信じる事が出来ないから、自分の判断、自分の思いで行動した事を認めざるを得なかった。主を信頼できない、不信仰な自分の姿を知らされた。

 

非常に痛い、恥ずかしい失敗だったが感謝であった。この取り扱いを通して、主のご愛とあわれみを、初めて頭でなく身をもって経験した。痛い経験だったが、どんな状況であれ、祈り、主に頼るなら、主は助けて下さると、信じる事ができるようにされた。自分が変えられた、大きな一歩前進であった。失敗してしまったが、多くの学びを得た事に心から感謝した。

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神は、神を愛する者とともに働いて、万事を益となるようにしてくださる。なんという力強い希望の御言葉だろう。苦しい試練もいずれは神のご計画であったと喜べる日が来る。

 

発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係