「神を愛する人々・・神のご計画に従って召された人々のためには、神がすべてのことを働かせて益としてくださることを、私たちは知っています」ローマ8:28

私たちは必ず失敗する。どんなに気をつけていても、間違ってしまう。仕事上のミスをするし、入学試験や就職試験でミスをする。自分がこんなミスをするなどと、信じられないと思うが、人間だからだ。しょっ中、凡ミスもする。又、対人関係で、自分の不用意な言葉や行為で、人を傷つけてしまう。つい激高すると、売り言葉に買い言葉になってしまう。

 

失敗はどうしてもしてしまうが、大事な事は、その失敗から学ぶ事だ。これが一番重要であり、主は、失敗したなら学べと言っておられる。私たちは、主によって、もう一度やり直す事ができる。幸せな結婚生活は、何と素晴らしいものだろう。しかし、幸せな家庭は、互いの努力無しに有り得ない。

 

人は皆、わがままで、自己中心であり、放っておくと肉のままに自分勝手な道に行く。「私たちはみなさまよい、おのおの自分勝手な道へ向かって行った」と。良い関係を建て上げるには、努力が必要だ。双方で「自分の利益を求めず」「自分にしてもらいたいことをし」互いに自分を捨て、自分に死んで行く歩みだ。

 

ペテロも大失敗をした。主を否定し、裏切ってしまったのだ。もう取り返しがつかないと思った事だろう。しかしそれで終わったのではなかった。ペテロは砕かれた。主の完全な赦しを受け取り、主により、再び回復させられ、建て直された。私たちも失敗する。その時、落胆して主を離れるのでなく、すぐに主のもとへ行こう。豊かに赦しが備えられている。そしてなおも益として、砕かれ、整えられ主のために用いて下さる。「神を愛する人々のためには」、主を愛している人のために、そうして下さる。

 

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大きな失敗から日毎にやってしまう小さな失敗まで主は益としてくださること、何という希望だろうか。落ち込んだまま主に向かおう。初めから終わりまでを見ておられる主が整えてくださる。

 

発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係