「もうあなたは泣くことはない。あなたの叫び声に応じて、主は必ずあなたに恵み、それを聞かれるとすぐ、あなたに答えてくださる」 イザヤ30:19

強敵アッシリアが攻めて来る時に、ユダは、主ではなく、エジプトに頼ろうとした。「彼らはエジプトに下って行こうとするが、わたしの指示をあおごうとしない。パロの保護のもとに身を避け、エジプトの陰に隠れようとする」と。「しかし、パロの保護にたよることは、あなたがたの恥をもたらし、エジプトの陰に身を隠すことは、侮辱をもたらす」とある。

 

強大な勢力アッシリヤの包囲により、パンと水が乏しい状態に陥った。困窮の厳しい非常事態にあり、今、必要なのは、とにかくはパンと水ではと思われる。このままでは餓死だ。しかし食糧よりも、何よりもまず第一に、神の言葉を聞いて行く時に、必ず神の助けと守りがあることに目が向いて行く。まず主は、必ず「叫び声」に応えて下さるお方だ。主はユダの民をあわれんで下さっている。

 

主は、恵もうと待っておられ、あわれもうと立ち上がられる。主は祈りに答えて下さり、そして主の言葉を与えて下さる。「あなたは右に行くにも左に行くにも、あなたの耳はうしろから『これが道だ。これに歩め。』と言うことばを聞く」と。何と幸いだろう。

 

私たちも窮地に陥った時に、主は、叫び声に必ず答えて下さり、御言葉を与え、主のお心を教えて下さる。指針を与え、導きを与えて下さる。主のあわれみは尽きない。自分の知恵や方法に頼るのでなく、まず頼るは主であり、主に祈ろう。

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主は恵もうと待っておられる。それでもあわてふためき、もがいてしまう。主に助けを叫び祈ろう。有限で無力な自分から主に目が向く。主から力をもらえる。

 

発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係