「夕暮れには涙が宿っても、朝明けには喜びの叫びがある」詩編3 0:5

信仰人生において、担いきれない重荷を抱え、どうしてよいかわからない、重苦しい暗い夜を経験する。心は押しつぶされて、もうだめだと思いそうだ。苦しい試練の時だ。しかしずっと夜のままではあり得ない。夜は明けて、必ず朝が来る。これは何と慰めだろう。

 

試練には定められた期間がある。暗いトンネルは必ず出るように、神が定められた時から1分たりとも延びる事はない。主が時を定めておられる。逆に、人は成功が続く時こそが危ない。莫大な遺産を受け継いで人生を滅ぼした人は少なく無い。成功の中で、自らを律する事の出来る人はまれだ。サタンから来る高ぶりの誘惑にやられてしまう。

 

自分の力を誇って行く。又、順境で神を求めなくなる人も少なくない。人がひたすら求めるのは平穏無事だ。しかし、神無くして、やって行けてしまうので、主から離れてしまう。それも高ぶりの誘惑が来ている。主が送られる試みは、必ず私たちの素晴らしい益だ。

 

試練の時は、何もかもが光を失い、真っ暗闇に思える。が、主のよみがえりを覚えよう。十字架で弟子たちはつまずき、落胆絶望した。万事休す、何もかもが終りだ。しかしその時に世界が一変した。死から命へ、暗闇から光へ、悲嘆から溢れる喜びに変わった。必ず夜は明ける。今の苦しみは喜びに変わる。明けない夜は無い。必ず喜びの叫びがある事を信仰により見つめていよう。

 

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涙の夜は明け、喜びの朝がある。幾度も幾度も経験して来た。真っ暗に見えるが、決してそのままではない。必ず暗いトンネルは出る。よみがえられた主がおられるから。そのままにはされない。主を信じていよう。夜は必ず明ける。問題は解決し、試練は終わる。

 

発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係