「その教えとは、あなたがたの以前の生活について言うならば、人を欺く情欲によって滅びて行く古い人を脱ぎ捨てるべきこと・・」 エペソ4:22

古い人を脱ぎ捨て、新しい人を着るべき事を教えられている。新しくなるのは、つまりは古い人を脱ぎ捨てる事だ。ある古い工場が売りに出されていた。ガラスは割れドアは壊れ、外装もはげ落ちていた。ところが買い手が現れ、大喜びした家主はガラスを替え、ドアを修理し、外装を塗り直すと言った。しかし、買い手は一切無用だと言った。必要無いと。

 

なぜなら全部取り壊して、さら地にし、全く新しい工場を作るからと。私たちの新生も同じだ。あちこちと部分的に修理するのではなく、全く新しい建物が建て上げられるという事だ。新しい建物を建てるためには、古い建物を捨てて行かなければならないが、その古い建物が、なかなか捨てられない。古い思考パターンや、考え方、又、欲望が根強くて、捨てられない。

 

主を信じているのだが、価値観は生まれつきのままだったりする。古い価値観や思考パタンの上に、新たな建物を建てようとする。そうであるなら、主の言葉より、自分の思いの方を信じ、目に見える所や常識を信じる。御言葉は御言葉だが、それはそれとして、実際は自分の思いでやって行く。その古い価値観を、脱ぎ捨てて行かないと成長して行けない。

 

御言葉を、その通りに受け入れようとしているだろうか。すべての必要を満たすと言われて、どうだろう。目に見えるところで判断し、そんなはずはない、有り得ないと思うだろうか。自分の思いが、御言葉を受け取る妨げとなっているなら、気づかせて頂こう。

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御言葉は信じていても不安があればこの世の常識ではどうだろうと保険をかけてしまう。どこまでも都合の良い弱さを持っている。弱さのまま主に祈ろう。主に励まされ、新しい価値観に生きよう。

 

発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係