「しかし、アマツヤが聞き入れなかたので、イスラエルの王ヨアシュは攻め上った・・ユダはイスラエルに打ち負かされ、おのおの自分の天幕に逃げ帰った」Ⅱ列王14:11

ユダ王アマツヤは、1万人のエドム人を打ち破り、心はおごり高ぶっていた。それで、イスラエル王ヨアシュに「勝敗を決めよう」と迫った。ヨアシュは、アマツヤにその栄誉に満足して、家にとどまっておれと。どうして、争いをしかけて、わざわざ災いを求めるのかと。あなたもユダも倒れる事になると言った。自分だけでなく、周囲の者も傷つける事になると。

 

しかしアマツヤは聞き入れず、ヨアシュと戦った。アマツヤは言葉通り、イスラエルに打ち負かされた。それだけでなく、エルサレムの城壁を400キュピトにわたって打ち壊され、主の宮と宝物倉にあったすべての金銀、器具が奪われ、人質を取られた。その栄誉に満足せずに、おごり高ぶる時、破壊的な結果をもたらす事になる。わざわざ災いを求め、罪をもてあそぶと、悲惨な、取り返しのつかない結果を招く。

 

罪を軽く扱ってはならない。今、主から与えられている栄誉に満足し、貪欲に陥らないよう自戒しよう。そして祈っていよう。罪をもてあそぶ時、心の城壁が崩れてしまい、罪から罪へと進む事になってしまう。私たちが罪を犯す時、自分だけにとどまらない。「あなたもユダも共に倒れ」、自分自身も、又、家族や周囲をも巻き込み、深く傷つけてしまう。

 

宝物倉の金銀が奪われた通り、幸せな家庭や信頼関係が壊れ、地位を追われ、痛みを刈り取る。へりくだって、御言葉にとどまり、誘惑から守られるよう、罪から守られるよう、主に頼り、いつも祈っていよう。

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心が高ぶっているとそれにも気づかない。日々、主のかたわらで自分の心を見張っていたい。自分では罪の力から逃れられない。へりくだり主の守りを祈っていよう。

 

発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係