「私は声を上げて、主に呼ばわる。すると、聖なる山から私に答えてくださる」詩編3:4

ある人が、定年を控えた時期に、重大な仕事がうまく行かず、失敗してしまった。どうにも出来ず、行き詰まってしまった。又、自分のせいで、人にも多大な迷惑をかけてしまった。落ち込み、立ち直れなかった。悶々状態の、つらさの中で、辞職も考えた。そんな中、余りの苦しみに、主の御前に行き、何もかもを、気持ちも、感情も主に告げて祈った。

 

「わたしを呼べ。あなたに答え・・理解を越えた大いなる事を告げよう」と言われる主に。挫折感におおわれた。今までの人生は、一生懸命にして来た仕事は、自分にとって一体何だったのか。虚しく思えた。それらのことごとくを祈っていた時に「心の内で『この私の力、私の手の力が、この富を築き上げたのだ』と言わないように気をつけなさい。あなたの神、主を心に据えなさい。主があなたに富を築き上げる力えられるのは・・」との言葉が心に臨んで来て、今まで仕事を築き上げる力を下さったのは、主、との確信が来た。自分の力ではない。信仰によって、主により、これまで仕事をやって来れたのだと。心が平安にされた。

 

新たな力と喜びが与えられ、主と共に仕事の修復をして行けた。どんな悩み、苦しみの時にも、まず主に呼ばわろう。主に、心の内の何もかもを告げて、導きを求めよう。主は、まず心に平安を与え、そしてなすべき事を示して下さる。

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行き詰まり主に祈ると、主はいつも御言葉を備え、導き返してくださる。問題ばかり見ているところから瞬時に救いだして心を新たにしてくださる。主を呼ぼう。

 

発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係