「今、わたしはあなたの言ったとおりにする。見よ。わたしはあなたに知恵の心と判断する心を与える・・その上、富と誉をもあなたに与える」Ⅰ列王3:12

ソロモンは、主に「あなたに何を与えようとか、願え」と言われた。その時に彼は、民は余りにも多く、数える事も調べる事もできないほど、おびただしい数だと。そのため、そのおびただしい民をさばくために、善悪を判断し、聞き分ける心を願った。その求めは主のみ心にかなったゆえ、願い通りの知恵と判断力を与えられた。

 

「何事でも神のみこころにかなう願いをするなら、神はその願いを聞いて下さる・・」「神に願ったその事は、すでに叶えられたと知る」の通りに。そして同時に、彼の願わなかった富と誉れをも与えられた。なぜなら彼の求めが、主の御心にそっていたからだ。

 

「自分のために長寿を求めず、自分のために富を求めず、自分のために敵の命を求めたのではなかった」からだった。「自分のために」自己中心な欲望の求めではなく、主の心にそって求めた。なぜ、御心にそった求める事ができたのか。それは、彼が主を愛し、主を礼拝して生きていたからだった。

 

主を愛し、従おうとの心がある時、主の心にそった求めをして行く主を愛しているからだ。主との平素からの親しい交わりが積まれているので、主の心がわかる。主の心にかなった願いなので、必ず与られる事になる。何でも願いをかなえて上げようと言われたら、あなたは何を願うだろうか。主に喜ばれる願いだろうか。

 

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ソロモンは主を愛して、主に従いたいと願っていたので、自分の判断でなく、主の判断が悟れる心を求めた。それは主のお心にかない、喜ばれた。主を第一に求めるなら、それ以外のものも与えて下さる。自分と主との関係はどうだろう。御霊に照らされ、導いて頂こう。

 

発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係