「みなが食事をしているとき、イエスは言われた。『まことに、あなたがたに告げます。あなたがたのうちひとりが、わたしを裏切ります』」マタイ26:21

「ユダにサタンがはいった」とあり、サタンはユダに入り込み、ユダは主イエスを裏切ってしまった。サタンは、ユダの意志を無視して、勝手に入る事はできない。自動的に入れるわけではない。ユダがサタンに心を開き、サタンの方を選択し、受け入れて行った結果だ。ユダのメシヤ観、価値観が、主イエスとは相容れない事が、明らかになって行ったのだろうか。

 

又、「彼は盗人であって、金入れを預かっていたが、盗んでいた」とあり、ユダは、ずっとサタンに足場を与えていた。主は、ユダを愛し、何度も悔い改めの機会を与えられた。主は「あなたがたのうひとりが、わたしを裏切る」と言われ、「まさか私では」と言ったユダに、はっきりと「そうだ」と言われた。

 

あなたがたは全身きよいが、皆がそうではない、と言われた。主の深い愛による悔い改めの促しにも、ユダは応じなかった。主を裏切った後も、悔い改める事がなかった。悔い改めは大切だ。どんな罪も悔い改めるなら、完全な赦しが与えられる。何という測り知れない恵みだろう。しかし、罪を軽く見てはならない。サタンに足場を与えてしまう。

 

日々、これ位とおろそかにしている罪はないだろうか。聖霊が悔い改めを促しておられないか。罪を重ねて行くと、やがて取り返しのつかない重大な事態に陥ってしまう。日ごとに悔い改めよう。赦され、心が平安にされる。サタンに足場を与えないためにも。

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自分の欲望に触れてくるものには弱く、徐々にハードルを下げてしまう。主に頼らないで動いている時は、すっかりサタンを忘れてしまっている。御霊の促しに従おう。

 

発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係