「気をつけて、静かにしていなさい。恐れてはなりません。あなたは、これら二つの木ぎれの煙る燃えさし・・に心を弱らせてはなりません」イザヤ7:4

ユダのアハズ王の時に、アラム王レツィンとイスラエル王ペカが、エルサレムに攻撃をしかけて来た。だが、ユダに勝てなかった。主がユダを守られた。しかし「アラムとエフライムが同盟した」との報告に、「王も民も、林の木々が風で揺らぐように動揺した」。国家的危機に、王も民も、恐怖でパニックとなった。混乱状態の中、主はイザヤを通して、「静かにしていなさい」と「恐れるな、心を弱らせるな」落ち着いて主に頼るようにと。

 

しかしイザヤの言葉も押しのけ、アハズは主に頼らずに、アッシリヤ王を頼り、援助を求めた。結果的に、アラムとイスラエルは、アッシリヤによって滅ぼされた。つまりユダは、主により守られた。主がアッシリヤにより、アラムとイスラエルを滅ぼすとの計画があったから、静かにせよと。アハズ王の不信仰にもかかわらず、主はあわれみにより、ユダを守られたのだった。

 

しかし結局、アハズの選択はユダを破滅へと追いやり、アッシリヤに滅ぼされてしまう事になる。私たちはどうだろう。急きょの困難な事態に、アハズのようにパニックになり、恐れで動揺し、主以外のものに、目に見えるものに頼ろうと、人間的画策をするだろうか。主に頼るか、それとも主を押しのけ、方向違いに走るだろうか。

 

今、困難に直面しているなら、「気をつけて、静かにしていなさい。」主の答えだ。「恐れるな、心を弱らせるな」と。まず落ち着いて、主を仰ごう。主に信頼を寄せよう。私たちは、主の御手の中に置かれている。まずは動かずに、主を覚え、主に祈ろう。

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慌てて動き始めても心は不安定のままで、やがて座って主に祈る動く前にまず主に向かおう。恐れや不安は、ただの燃えさしでは

ないのか。動揺せず主の導きに耳をすまそう。

 

発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係