「『ここには、パンが五つと魚が二匹よりほかありません』イエスは言われた『それを、ここに持って来なさい』」マタイ14:17

多くの人は、生まれつきマイナス思考に傾くと言われている。悲観的に考えが傾いて行く。ちょっと不安材料があると、思い煩いはどんどん膨らんでしまう。そんなネガティブ思考は、信仰生活にも影響する。「私一人ぐらいが、何かをしても、何になろう、何にもならない」「こんな微々たる献金をしても、何の足しにもならない。

 

しても、しなくても同じだ」「不信仰な自分が祈っても、聞かれないだろう」「自分は信仰が弱いから、何も出来ない」「自分一人が証しをしても、こんな大勢の未信者の中で、微力で、何になろう」。ある時、主が弟子たちに、大勢の群衆に食べ物を上げるようにと言われた。するとヨハネが、少年が弁当を持っていますと、探し出し来た。しかし、少年の5つのパンと2匹の魚は、焼け石に水に思われた。

 

「こんなに大勢の人々では、それが何になりましょう」と。しかし、主は少年から弁当を受け取り、御父に感謝を献げ、人々に分け与えると、パンも魚も無くならず、何と全員が食して、満腹した。その上、なおも余りが12の2のかご一杯になった。微々たるものでも、どんなに小さくても、「それを、ここに持って来なさい」との主に献げる時に、何百倍にも増やして、祝福して用いて下さる。

 

どんなに微量でも、問題無い。それが主の手に渡る事が重要だ。その時に、思いも及ばない大きな素晴らしいみわざを見る事になる。「あれが、これが出来ない、あれも、これも無い」でなく、手の中にある、僅かなものを、主のもとに持って行き、お献げしよう。

----------

こんなものが何になろうと、自分の内から聞こえるとき、自分が計画の最前線に立っていることに気づいていない。僅かな物は僅かにしか見えない不信仰な者だが、主は何とかしてくださると持って行ったヨハネに学びたい。

 

発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係