「あなたがたの天の父は、それがみなあなたがたに必要であることを知っておられます。だから、神の国とその義とをまず第一に求めなさい」マタイ6:32

私たちはどうだろう。いつも先の事が不安でたまらないだろうか。明日のこの事、来週のあの事、来年の不安、しいては老後の事が不安でたまらない。大丈夫だと思おうとするが、不安は湧き上がり、襲って来る。不安と思い煩いで眠れなかった夜を経験しただろうか。 

 

主がおられるから大丈夫と、すべての必要は必ず満たされるからと励まされても、どうしてもだめなのだ。教理上、頭ではわかるのだが、先の事は、目に見えないので、恐れと不安がどうにもならない。明日の不安と煩いに押しつぶされて、今日を生きる事ができず、今日の御心を行う事ができない。

 

「だから、神の国とその義とをまず第一に求めよ。そうすれば、それに加えて、これらのものはすべて与えられる」とある。神第一にして行くならば、何を食べようか、何を飲もうか、何を着ようかとの、生活の必要はすべて与えられるのだと。そして心も満ち足らわせて下さる。しばしば、これの逆をしてしまう。

 

「これらのもの」を第一にして、ほんろうされ、神が後回しになってしまう。その結果、全く平安が無い。「労苦はその日その日に十分ある」その日になすべき御心がある。心を集中し、今なすべき事を行なう時、日々に達成感、喜び、平安が来る。主を第一に軌道修正して行こう。

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目の前に来る刺激によってすぐに揺れ、第二のもの第三のものに流されてしまう。主を第一にしよう。本当に価値のあるもの、本来の目的に立ち返ろう。

 

発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係