ユダ王レハブアムは、どんどん勢力を増し加え、盛んになり、国を治めるようになると、主を求める事をやめた。「彼は悪事を行った。すなわち、その心を定めて常に主を求めることをしなかった」とある。これは、人が、どんな時に、主を離れるかの典型的な例だ。
厳しい苦しい試練のまっただ中では、却って人は、切に主を求める恐れと不安の中で、頼るものは主しかなく、主をあがき求めて、ひたすら主に拠りすがる。主を離れるのは、むしろ順境の時だ。試練の時ではなく、物事が順調に、何もかもうまく行き、大成功を収め、有頂天の時だ。自信に溢れて、高慢になり、主に頼ることなく、自分の力で進んで行こうとする。
自分の力で、やって行けるからだ。この時こそが、気をつけるべき時だ。大成功の後が、最も警戒すべき時だ。高ぶりの罪を犯してしまう。試練の時でなく、大きな成功の時に、人はよく倒れるのは、そのためだ。成功によって、霊的に倒れた人は少なくない。サタンは私たちのすきを虎視眈々と狙っている。
あなたが今、成功の有頂天にいるなら、まさにサタンの標的だ。十分に気をつけ、すべての栄光を主に帰し、ますますへりくだろう。サタンに付け入る隙を与えてはならない。慢心の誘惑に心して、守られるよう祈っていよう。
--------------
祈りに祈って得た勝利でも、勝利は痛快だ。自分を誇ってしまう。へりくだり、栄光は主にお返ししよう。主に感謝しよう。勝利を味わう時、祝福を奪いにくるサタンを警戒しよう。
発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係