「こうしてレハブアムは勢力を増し加え国を治めた。レハブアムは四十一歳で王となり、主がご自分の名を置くためにイスラエルの全部族の中から選ばれた都、エルサレムで十七年間、王であった」 Ⅱ歴12:13

ユダ王レハブアムは、どんどん勢力を増し加え、盛んになり、国を治めるようになると、主を求める事をやめた。「彼は悪事を行った。すなわち、その心を定めて常に主を求めることをしなかった」とある。これは、人が、どんな時に、主を離れるかの典型的な例だ。

 

厳しい苦しい試練のまっただ中では、却って人は、切に主を求める恐れと不安の中で、頼るものは主しかなく、主をあがき求めて、ひたすら主に拠りすがる。主を離れるのは、むしろ順境の時だ。試練の時ではなく、物事が順調に、何もかもうまく行き、大成功を収め、有頂天の時だ。自信に溢れて、高慢になり、主に頼ることなく、自分の力で進んで行こうとする。

 

自分の力で、やって行けるからだ。この時こそが、気をつけるべき時だ。大成功の後が、最も警戒すべき時だ。高ぶりの罪を犯してしまう。試練の時でなく、大きな成功の時に、人はよく倒れるのは、そのためだ。成功によって、霊的に倒れた人は少なくない。サタンは私たちのすきを虎視眈々と狙っている。

 

あなたが今、成功の有頂天にいるなら、まさにサタンの標的だ。十分に気をつけ、すべての栄光を主に帰し、ますますへりくだろう。サタンに付け入る隙を与えてはならない。慢心の誘惑に心して、守られるよう祈っていよう。

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祈りに祈って得た勝利でも、勝利は痛快だ。自分を誇ってしまう。へりくだり、栄光は主にお返ししよう。主に感謝しよう。勝利を味わう時、祝福を奪いにくるサタンを警戒しよう。

 

発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係