「あなたのみこころを行うことを教えてください」詩篇143:10

「私の人生で最も大切にしているのは○○です」との文があれば、この○○に、あなたは何を入れるだろう。本音では何だろう。その答えは極めて重要だ。それがあなたを形造り、生き方を形造って行く原理になるからだ。もし「平穏無事」なら、何が正しいかより、とにかく摩擦を避ける事、問題が無いようにと選択して行く。

 

「安楽」なら、人生で二つの道に立つ時、自分にとって楽な方を選ぶ事になる。「安全」なら、生涯、リスクは避けることになる。チャレンジはせず、危険は冒さない。「富」なら絶対に損はせず、得をする道しか選ばない。常に基準が自分にとっての損得になる。

 

もし「自分」なら、必ず自分の思い、自分のプランを第一に通して行く。自分にメリットの無い事には関わらない。無意識にも、日々の様々な小さな決定、大きな決定に、その価値観が必ず反映する。自分の底に何があるかを知る事は大切だ。そしてもし、最も大切なものが神であり信仰であるなら、とっさの決定にも必ず出る。

 

自分がどんなに損をし、犠牲を払う事になっても、それには関係なく、主の御心を選択して行こうとする。大切なのは主の御心であり、自分の損得では無いからだ。実際に、み心を心を行おうとする時、労力、時間、体力、能力を見る時に、出来ない、とても無理だと思う。

 

その時こそ、信仰を働かせよう。主のみ心は、主が行う力を与えられる。自力でするのでは無い。主が成し遂げて下さる。そして、主はその信仰を喜んで下さる。

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最も大切にしているものは自分、自分のものだ。だから迷いやすく、「み心を教えてください」の祈りが必要だ。「私に行く道をお知らせください」と主に尋ねながら歩もう。

 

発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係