強大なアッシリヤが、北王国を滅ぼし、ユダにまで攻め下り、エルサレムを包囲しようとしていた。この緊急非常事態にどうすればよいのか。パニックだ。様々な「はかりごとを巡らし」、「わたしによらず」エジプトに助けを求めようとした。真っ先に主に求めるのでなく、目に見える所で画策し、肉の思いと知恵で動いて行った。
それでエジプトと同盟を結ぼうとする。しかし神無しのはかりごとであった。それは「罪に罪を増し加えるばかりだ」と。そしてその行為を「反逆」だと言われている。「わたしの言うことをないがしろにし、聞こうとしない」と。私たちにも、突然アッシリヤの脅威が迫り来るかも知れない。それは突然の経済的苦境、仕事上の問題、対人関係の悩み、病気やけがかも知れない。
その際、主の指示を仰ごうとせず、自らの知恵、判断で、動き回るなら、それは小さな事ではないと。突如、目の前に問題が来ると、とにかく何とかしなければと、焦り、自分の力と思いで動いてしまう。どうすれば良いのだろうか。「立ち返って静かにすれば、救われ、落ち着いて信頼すれば、力を得る」と。
まずは静かにせよ。静まれと言われる。動くなと。動かずに、まず祈り、主を信頼せよ。そうすれば救われると。ご自身に信頼して欲しいと願っておられる。今、自分のプランで、思いで動こうとしているだろうか。しばし立ち止まって、まず主を仰ごう。
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騒ぎやすい心を落ちつかせるためには、静まり祈る他はない。主はあわれもうと、恵もうと待っておられる。主を仰ごう。主の許し無しには何事も起こらない。
発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係