「まことに、その人は主のおしえを喜びとし、昼も夜もそのおしえを口ずさむ」詩編1:2

言葉には大きな力がある事を、良きにつけ悪しきにつけ、経験して来ただろう。言葉は、両刃の剣であって、人を生かしも殺しもする。不用意な一言で、長年かけて培われた信頼関係が崩壊してしまったという話も耳にする。身体の傷は、時間がたてば治るが、言葉で受けた傷は、心深くに突き刺さり、ずっと残るので、なかなか癒えにくいと言われる。

 

又、反対に、言葉で、生き返らされた経験もあるだろう。深い失望の中で、ある人の言葉で、まさに死の淵からよみがえらされた人もいる。日常で、一言の親切な言葉、思いやりの言葉、愛情の言葉で、励まされたり、慰められたり、立ち直れたりしただろう。言葉の影響力は甚大だ。又、自らの心で、いつもどんな言葉を発しているだろう。

 

「無理」「できない」「だめだ」「どうせ私は」「いつもこう」悲観的、否定的言葉を発していると、ネガティブ思考となり、消極的、不信仰な人生となってしまう。「信じよう」「主にはできる」「主により必ずできる」「私は弱いが、主が共におられる」信仰的、肯定的な言葉から信仰的人生となる。言葉は極めて重要だ。普段どんな言葉を心で発しているだろう。

 

大人が、外国語を習得するにはどうだろう。多くの時間をかける必要がある。その外国語を意識して聞き続ける事が不可欠だ。それなら、命の御言葉が心に培われるために、御言葉を反すうし、思い、何度も口ずさむ事はどんなに大切だろう。自らの心の内の言葉を点検してみよう。そして御言葉を受け止め、御言葉を信じ、行う事に意識を向けて行こう。

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何か事がおこると、心は主に向いていても反射的に否定的な言葉が出てしまう。言葉は自分の選択だ。主の言葉を蓄え豊に養われて生きよう。信仰を言葉で表していきたい。

 

発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係