「私たちのたましいは主を待ち望む・・まことに私たちの心は主を喜ぶ。私たちは、聖なる御名に信頼している」詩篇33:21

主は天から私たちに目を注ぎ、残らず見て下さっている。そして王は軍勢が多いから救われるのではない、と言っている。勇者も強いから救われるのではない、軍馬も頼みにはならないと。当時は戦いにおいて、軍馬がどれほど多いかが戦力だった。数が勝負だ。多勢に無勢、常識で考えるなら、戦争で、軍馬や軍勢が圧倒的に多い方が、どう見ても勝ちだ。

 

しかしダビデは言う。勝利は、軍勢の多いことにはよらない。軍馬も勝利の頼みにならないと。勝利は、軍馬の数、軍勢に関係無く、ただ主によるのだと。主のお心による。そのお心とは、「主の目は主を恐れる者に注がれる。その恵みを待ち望む者に」とある。主の目は、主を恐れる者=主を愛し、主を喜び、尊ぶ者、そしてその恵みを待ち望む者にあり、その者から離れないと。

 

それは罪を決して犯さない、完璧な品行方正な人の上でなく、常に罪を悔い改め、赦されて、赦しの中を歩み、恵みを待ち望む者の上だ。そして「聖なる御名に信頼」、主を信頼する所にこそ勝利がある。私たちは何に信頼を置いているだろう。富、物、地位、肩書き、能力、家族、人、健康、仕事・・。

 

主は、あなたが依存しているものを取り扱い、気づきを与えて下さる。色々な出来事の中で、自分が頼みとし、力とし、支えとしているものを教えられる。偽りの拠り所に気づかせられる。そして主だけを頼るようにと、導いて下さる。

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自分の策や目の前の人や力に頼っていると認めたい。いつの間にか主に頼ることも自分の努力と思ってしまう。自分でつかみ取らなくてもいいと気づかされる事は大きな救いだ。主を待ち望もう。

 

発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係