「私はあなたに感謝のいけにえをささげ、主の御名を呼び求めます」 詩篇116:17

私たちはよく思い煩うだろうか。目の前の事態を思い煩い、将来の事も、過ぎ去った事も思い煩う。思い煩ったところで、どうにも出来ない過去の事をくよくよと、ああすれば、こうすればと悔やみ、思い煩う。心配しても仕方がない先の事を、心配し、不安で不安でたまらない。この思い煩いをどうすればよいのか。

 

①環境・状況を変える②相手を変える③自分を変える。このどれかしかない。状況は変わらないし、人を変える事など不可能だ、しかし自分を変える事ならできる。どのように自分を変えるのか。主は恵みを数えよと言われる。そしてすべての事について感謝せよと。今までの恵みを思い起こす事は良いことだ。思い煩いにさいなまれそうになった時、主の恵みを思い出そう。

 

主の恵みを思い出して、数えること。主に感謝すること、それを続ける時、自分が変えられる。なぜなら、感謝しようと意志を向けた途端、視点が変わる。目の前の状況と自分を見ていた目が、主に向けられるからだ。そもそもの問題は、主がどこかに飛んでしまい、主から目が離れて、状況に飲み込まれていることだ。主から離れるなら、落ち込むばかりだ。まず主を仰ぐ時、心が変えられて行く。

 

心が落ちついて行くから不思議だ。そして、どこが感謝なのかと、感謝する気分になど到底なれない時こそ、感謝のいけにえを献げよう。それは主が非常に喜ばれるいけにえだ。それは信仰であり、主を愛する事を表明して行く事になる。心が沈む時、意志によって感謝を献げてみよう。心が変えられて行く。

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朝から思い煩いは来て、あっという間に心配事に引き込まれてしまう。主の恵みを数えよう。朝毎に感謝を献げよう。感謝は力だ。主に望みを置く者を主はいつも顧みてくださる。

 

発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係