「神の国とその義とをまず第一に求めなさい。そうすれば、それに加えて、これらのものはすべて与えられます」マタイ6:33

私たちは、しばしば優先順位を間違ってしまって、失敗してしまう。御言葉は、神をまず第一にするなら、生活の必要はすべて与えられると、約束してくれている。神第一だ。そうするなら霊的に満たされて、物質的な必要もすべて与えられると。ところが、しばしば逆にしてしまう。経済的困窮が来ると、不安でたまらず、まず金銭が第一になり、心がそこにしがみつき、思い煩いにさいなまれてしまう。

 

神は吹っ飛んで、後回しになる。まず自分で何とかしなければと、金のために走り回る。ある人の会社が倒産した。貯えも無く当座の生活費が必要だ。親しい親戚にお金を借りようと思った。信頼関係もあり、快く用立てしてくれるだろう。その時に「神の国とその義とをまず第一に」との御言葉を与えられた。

 

人に頼るのでなく、まず主に頼り、祈るようにと。御言葉に従い、主に必要を求めて祈った。すると以前友人に貸していたお金を、やっとめどがついたからと返しに来てくれた。自分も忘れてしまっていて、驚いた。ある人は仕事が忙しく、残業続きでヘトヘトだった。身体が疲れ、時間は無く、デボーションを持てない日が続いた。

 

段々平安も失せて、油が切れて、心がきしんだ状態となる。イライラピリピリし、潤いも喜びも無かった。「神第一」を示された。「それに加えて与えられる」ものの方を第一にしていた事に気づかされた。祈りの祭壇を築き直した時に、喜びが戻った。

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優先順位がはっきりとしている歩みは感謝だ。次々と目の前にするべき事が迫ってくるが、第一のものを守っていよう。心が平安でいられる。それが主の御約束だからだ。

 

発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係