「私たちの格闘は血肉に対するものではなく、主権、力、この暗やみの世界の支配者たち、また、天にいるもろもろの悪霊に対するものです」エペソ6:12

私たちの格闘は悪魔に対するものだが、まず悪魔に「機会を与えるな」とある。機会を与えるのは自分自身だ。悪魔は私たちの心に、足場を得ようと常に狙っている。カインは「怒り」で、悪魔に足場を与えた。悔い改めて、罪を治めるべきであったが、カインはそうせずに、アベルを殺してしまった。

 

サウル王は「妬み」で悪魔に足場を与えた。妬みを悔い改め、主に頼み、捨てる事をせず、悪魔に機会を与え続けた。ダビデは「高慢」の罪で人口調査をした。勝利に次ぐ勝利に、高ぶった。人口調査で自らの力を誇ろうとした。神でなく兵力に頼るよう誘惑された結果だった。

 

部下ヨアブが、神への反逆だと止めるが、ダビデは聞かない。その結果、主の怒りを招き、民に災いをもたらす事になった。悪魔は、主を愛し主に忠実であったダビデにも巧妙に働いて、姦淫と殺人の罪に誘惑した。私たちは自分の心を見張る必要がある。

 

又、悪魔は狡猾に「疑い」を起こす。「これでも神は愛?」「本当に守ってくれるのか」「必要は与えられるのか」。足元がぐらつく。対人関係に「疑い」を起こし、疑心暗鬼にし不信感を植え付ける。悪魔の攻撃だ。

 

赦さない心は悪魔に絶えず足場を与える。今、悪魔の攻撃に会っていないか。足場を取られていないか。心を見張ろう。悪魔の策略に気づけるよう祈っていよう。御霊の気づきを与えて下さる。

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祈らず自分で考えていると、どんどんサタンと会話していってしまう。思い煩いや苦い思いが来るときはすぐに祈ろう。主はどう導かれているだろう。足場を主に渡そう。

 

発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係