「求めなさい。そうすれば受けるのです。それはあなたがたの喜びが満ち満ちたものとなるためです」ヨハネ16:24

運転免許を取得したばかりで、初心者の女性が、初めての道で、路地に迷い込んでしまった。行き止まりで、狭く細い道だ。バックするしか方法はない。ギリギリの所を、恐る恐るバックし、曲がり角が、バックで曲がれない。どうすればいいか、パニックだ。ギー!と何度も切り返す。

 

もう頭、真っ白で、わけがわからない。人が何事かとのぞき出す。ますます焦るし、恥ずかしい。その時に「神様!」と叫んだ。すると昨日の礼拝メッセージが突然浮かんだ。「すべての事について感謝しなさい」と。それで「神様。わけのわからない状況を感謝します。助けて下さい」と祈った。

 

すると不思議に、あれほどパニックだった心が落ちついて来た。何事かと出て来た人たちが、「オーライオーライ」「はい、ハンドル切って」「はい、そのままバックして」と助けてくれて、落ち着いて対処できた。何より主が求めに答えてすぐに助けて下さった事に喜びが溢れた。

 

ある女性は、用で山道を一人で走っていた。舗装無く、ぬかるみの砂利道に入ってしまい、動かなくなってしまった。幾らアクセルを踏んでも空転するのみ。全く動かない。人は誰もおらず、どうしていいかわからず、途方に暮れた。不安に襲われそうになるが、でも、絶対に主は助けて下さるはずと、祈った。

 

祈っていると、そこにキャンプ途上の青年のグループが通りかかった。車から降り、ぞろぞろと笑顔で近づき、皆でかけ声で重いワゴン車を持ち上げ、ぬかるみから出してくれた。皆の親切に、何よりも主の答えに喜びでいっぱいになった。

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祈りに主が答えてくださった事が本当に嬉しい。理解できない事も主に祈っていると、しばらくして、そうだったのかと主からの導きがある。主は必ず答えをくださる。祈り求めよう。

 

発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係