「私は、とこしえまでも、あなたに感謝します。あなたが、こうしてくださったのですから」詩篇52:9

こんな話があった。サタンが倉庫を持ち、人々の心に蒔こうとする「種」が様々あった。一番大量にあった種が「失望」だった。この種が最も順調に育ち、多くの結実を見るのだ。効果的で、効率良く、人々を神から離すことが出来る。最強パワーの種だ。これを蒔きさえすれば、放っておいても順調に育つ。だがこの種が、ある場所にだけは全く効き目が無い事を、サタンは認めた。

 

幾ら蒔いてもだめで、効果があったためしがない。無力なのだ。「それはどこの場所か」の問いに、「感謝する心」とサタンは答えた。「失望」が信仰者にとって、一番の敵だ。サタンは、気力さえ奪ってしまえば、心は萎えて何も出来ない事をよく知っている。逆に「感謝」に対しては、サタンが完全に無力だ。サタンの足場を失ってしまう。

 

良い事だけでなく、一見悪い事も「すべての事」を感謝する事は最強だ。一見都合の悪い事は、悪い事ではない。万事益なので、そこから逆転、素晴らしい祝福に繋がっている。ある人が極めて苦しい状況に陥った。しかし御言葉に従おうと決心し、まず感謝し、感謝を続けた。

 

すると「御心に従ったのに、なぜ?」「主は助けられるのに、なぜ、こんな事に?」の疑いや不信仰な思いが無くなったのだ。状況はそのままだが、心が落ち着いた。やがてその事態は導かれて行った。サタンの罠にはまらず、感謝を選ぼう。これは選択だ。

 

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目の前の苦しい状況に飲み込まれると、落ち込むばかりだ。重苦しくてたまらず、不安、恐れ、思い煩いに支配される。気力は萎えて、何も出来ない。思い煩いを選択してしまっている。意志を向け、信仰による感謝を選択しよう。心が、神に、信仰に向いて行く。

 

発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係