「すると、彼への主のことばがあった。主は『エリヤよ。ここで何をしているのか』と仰せられた」Ⅰ列王19:9

エリヤは、450人のバアル預言者と戦った。あなたの神の名を呼べ、私は主の名を呼ぶ。その時、火をもって答える神が、まことの神だとバアルの預言者がいけにえを献げ、神の名を呼び続けた。幾ら叫び踊っても、身を傷つけて呼び続けても、全く何の答えも無かった。

 

そしてエリヤが主の名を呼ぶと、主の火が降っていけにえを焼いた。エリヤは、奇跡を持って答える主により、大々勝利を遂げた。だが預言者を皆殺しにした事を怒ったイゼベルが、エリヤ殺害を命じた。するとあれほどの戦いに大勝利したエリヤが、イゼベルの脅しに怯えて逃亡したのだ。

 

霊的勝利の後は特に危険で、サタンの攻撃と誘惑が臨むと言われている。身を引きしめ、慎み、へりくだって更に主に拠り頼む必要がある。人の心身には必ず限界があるので、極度の緊張状態にあると、許容量オーバーになってしまう。熾烈な戦いに消耗しきっていただろう。

 

限界ギリギリまでの戦いをして、まだ、敵の攻撃に会う。どこまでとの、思いもあったかも知れない。怯えと恐れ、自分の命を救おうと逃げる。そして死を願った。エリヤは主の言葉でなく、イゼベルの言葉の方に支配されてしまった。聞くべき言葉とシャットアウトすべき言葉がある。

 

私たちも、サタンの一言で、一瞬にして恵みが消え、信仰が萎え、疑いに襲われ心が暗くなった経験がないだろう。絶えずサタンに狙われている。不安、無気力に陥る時、御霊の気づきが与えられるように。そして主の言葉に耳を傾けよう。救い出して下さる。

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大きな祝福の後、些細なことで恵みが飛んでしまった経験がある。サタンの策略に巻き込まれないように、どこまで主を見上げていたい。御霊の気づきが与えられるよう祈りたい。

 

発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係