「そこで彼らは主のことばに聞き従い、ヤロブアムを目ざして進む行軍を中止して、引き返した」Ⅱ歴代11:4

レハベアムはエルサレムに戻り、ユダとベニヤミンの選抜戦闘員18万人を招集し、王国を取り戻すためにイスラエルと戦おうとした。するとそこに、神の人シェマヤに、全イスラエルに告げて言えと、主の言葉があった。「上って行ってはならない。あなたがたの兄弟たちと戦ってはならない。おのおの自分の家に帰れ。わたしがこうなるようにしむけたのだから」と。

 

イスラエルがダビデの家にそむいたのは、主の主権と支配の下のことであると。それで、人々は主の言葉に聞き従い、ヤロブアムを目指しての行軍を中止して、引き返した。「わたしがこうなるようにしむけた」。主から出たことであった。

 

私たちもどうだろう。今、目の前に問題が起きているだろうか。「わたしがこうなるようにしむけた」。「私は黙し、口を開きません。あなたが、そうなさったからです」「わたしの願うようにではなく、あなたのみこころのように、なさってください」。思い通りでない状況を変えようと、戦おうとしてしまうが、主から来たものは受け入れる時に、問題の糸口が見えて来て、導かれて行く。

 

そして祝福とされて行く。主を無視して、自分の思いと力で戦って行くなら、更なる悩みと混乱を引き起こし、大きな痛手を負う事になる。まず主を仰ぎ、導きを求めて祈ろう。その示しに、御言葉に従う時に、主のみこころが成し遂げられて行く。

 

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時に、主のみ思いと、自分の思いが異なる。主を呼び、主に尋ねて行こう。全主権者である主が、み思いを教えて下さる。自分の思いに進むと御心と逆方向へ行ってしまう。思いとは違っても、そこで主を認め、従う時、いつも不思議なみわざを見せられる。

 

発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係